
新しい公民教科書』の画期性とは何か―お花畑世界観打破のため、国際社会の仕組みを説明した。「国際社会は競争社会」
文科省検定の「見える化」です。
ここからも文科省調査官の思想汚染がいかに進んでいるか、さらに窺い知ることが出来ます。小山ブログを要約しシリーズでお伝えしています。
その8:学習指導要領に従えば、国益を無視し、国際協調だけを重視するお花畑世界観にならざるを得ない。
以下引用
国家の思想の再建を目指す『新しい公民教科書』は、国際協調の必要性を説くとともに、国際社会が競争社会でもあることを明確化した。
単元59「国際協調と国際政治」では、「国益の追求と外交」の小見出しの下、現行版と同じく次のように記した。
国際社会では、主権国家は相互に自国の国益を追求し、国の存続と発展を目指す権利を認めあっています。
この権利に基づき各国が、自国の国益の実現を目指しながら、他国の国益とのあいだで調整しあう営みを国際政治といい、通常、外交とよばれます。
外交は話し合いで行われますが、その背後ではしばしば軍事力や経済力などの力(パワー)が外交手段として用いられています。
あまりにも当たり前のことである。
だが、戦後の公民教科書の多くは書いてこなかった。
現行版でみても、「国益」という言葉を使うのは自由社と育鵬社だけである。
何しろ、学習指導要領は「国際協調」を重視するが、「国益」という言葉を使っていない。
指導要領に従えば、国益を無視し、国際協調だけを重視するお花畑世界観にならざるを得ないのである。
【澤井コンサルタント事務所 代表・澤井 直明 先生の投稿から頂きました。】


