「新しい公民教科書」文科省検定の「見える化」-2

 

 

困難を乗り越えて、日本国民全体が読むべき公民教科書の誕生
文科官僚の思想汚染のすさまじさが如実に分かる!
その1

既にご存じのように『新しい歴史教科書』は、文科省の不正検定により一発不合格とされました。
しかし、『新しい公民教科書』は、何とか合格しました。
その検定をめぐる攻防を代表執筆者である 小山先生が、分かりやすくブログで書いております。
これを読んで頂くと文科官僚の思想汚染のすさまじさが如実に分かります。なお、分量が多いので8回に分けて掲載します。

また、「歴史教科書」もこのような、検定を巡る攻防があってしかるべきっだったのですが、それすら許されない仕組みがつくられ阻まれてしまったのです。

以下「公民教科書」小山ブログから引用
◆修正案を5~7回つくる
令和元(2019)年4月、自由社は、『新しい歴史教科書』と『新しい公民教科書』の検定申請を行った。12月25日、『新しい歴史教科書』は検定不合格となった。

しかし、欠陥箇所とされたものの中には、どういう歴史観に立っても不当なものが数多く存在しており、検定不合格は明らかに不当な行政処分である。

 対して令和2(2020)年3月24日、『新しい公民教科書』は検定合格となった。

だが、検定過程は苦難の連続であった。

11月27日(水)、我々は文科省で『新しい公民教科書』に関する検定意見書を受け取った。

それから、おおよそ五段階にわたって修正案を作っていった。

しかし、なかなかOKはもらえず、7回修正案を作ったケースもあった。

何度も修正して2月10日、正式の修正表提出期限の2日前にようやく教科書調査官の了承を得た。

 今回の検定では、文科省の『新しい公民教科書』に対する態度が前回よりも厳しくなっていた。

検定意見伝達の段階で要求された通りに修正しても、また別の修正要求が出され、同じ個所について何度も修正させられた。

しかも、最終盤になって、今まで全く言っていなかったことを要求されることもしばしばであった。

その結果、第四段階修正、第五段階修正と進むにつれ、どんどん意見が付いた箇所を全面削除していった(28件)。

そのことによって、ようやく検定合格したのである。

2回目は、「中国の国際法無視を擁護する検定」です。
3回目は、「誤解するおそれ」「理解し難い」という検定
     意見が92件、7割。
4回目は、「政治に従う立場」を削除せよ。
5回目は、「グローバリズム対ナショナリズム」
6回目は、「全体主義的民主主義と立憲的民主主義との対立」
7回目は、「中国の全体主義的性格を隠蔽する検定側と紹介
     する執筆者側」
8回目は、「真実を隠蔽しようとする検定側と書こうとする
     執筆者側」

【歴史市民塾・澤井コンサルタント事務所代表の投稿から頂きました。】